お葬式のマナーの中で中学生に教えた方がいい内容は?

お葬式は故人を偲んでしめやかにお別れをする場です。
中学生になればその場にふさわしいマナーが求められますから、しっかり教えておきたいところです。
服装や挨拶の仕方、お焼香のやり方などの他、当日の式次第や流れを理解できれば、中学生でもゆとりを持ってお葬式を学べることでしょう。


お葬式での中学生の服装は制服が基本

お葬式に出席する際、大人であれば黒の喪服が基本となりますが、中学生の場合は制服を着用します。

学校によっては冬用の制服が紺や明るい青、緑、えんじ色など、黒以外の場合があります。
そんな場合も制服であれば大丈夫です。
夏服には上着がなく、白のワイシャツやブラウスのみという学校が多めですが、お葬式に出席する際にはそのままでOKです。

靴下も普段制服を着る際のものでOKです。
普段が白いソックスなのに無理に黒いソックスをはく必要はありません。
靴も学校指定のものなら、黒以外でも問題ありません。
指定の靴がない場合は、なるべく地味な色のものを選びましょう。

普段制服を着崩して登校している中学生には、お葬式の時には学校の規定通りに着用するよう教えるとよいでしょう。

お葬式のマナーと流れを理解させておく

お葬式は故人とお別れをする儀式です。
家族など親しかった人の悲しみは深く、それに配慮してしめやかに行われます。
中学生は同年代の子供が集まればはしゃぎたい年頃ですが、そういった人たちの気持ちに配慮することがマナーの基本であることを教えましょう。

また疲れたり退屈したりしないよう、当日の流れを理解させておくのもおすすめです。
①お葬式の始まり:一般的には午前中に始まります。
②遺族や参列者が着席し僧侶が読経:遺族など参列者が着生した後、僧侶が入場し、読経、さらに引導が渡されます。
③喪主の弔辞:喪主が弔辞を読み上げます。
④お焼香:僧侶が最初にお焼香をし、遺族、参列者の順でお焼香を行います。
⑤お別れと出棺:遺族などがご遺体に最後のお別れをしてから出棺します。
⑥火葬とお骨上げ:火葬場でご遺体を荼毘に付し、お骨を遺族や親族が骨壺などに収めます。
⑦初七日法要:地方によってはお骨を持ち帰って、初七日法要を行います。
⑧精進落とし:僧侶や親戚、知人などで会食を行います。

出棺までの告別式に2時間程度。精進落としまででは半日かかります。

お焼香やご挨拶についても教えておく

家族や親族が故人の場合には特に求められませんが、それ以外のケースでは中学生でも受付などで挨拶をする必要があるかもしれません。
「このたびは、ぼくも(私も)とても悲しく思います」など簡潔に述べて名前を記帳し、関係によっては親が渡したお香典を受付に渡します。

お葬式では静かに故人のご冥福を祈るのが基本であり、特に何かを求められることはないでしょう。
ただお焼香には作法があるので、学んでおくと安心です。
【基本のお焼香作法】
①遺族や親族など関係の近い人から先にお焼香をする。
②自分の番になったら数珠を左手に持って立ち上がり、遺族に一礼。祭壇の前に進む。
③手を合わせ、祭壇に一礼する。
④右手の人差し指、中指、親指で抹香をつまみ、香炉に入れて一礼する。
※抹香を額に押し頂くかどうかや、つまみ入れる回数などは宗派によって異なります。基本的には前の人のまねをするとよいでしょう。

まとめ

お葬式のマナーは故人を供養する気持ちと、悲しみに暮れるご遺族への思いやりが基本です。
中学生になれば理解できるので、まずはそういった気持ちの面をしっかり教えるとよいでしょう。
お葬式は人の死に接することで、生きることの大切さを学べる場でもあります。
マナーを学んで参列することは、人としての成長にもつながります。