伊勢にあるおはらい町はどんなところですか?

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おはらい町は伊勢神宮皇大神宮(内宮)の鳥居前町です。石畳が敷かれた約800メートルのメインストリート沿いには伊勢地方の名物が楽しめる外食店や土産物店が建ち並び、お伊勢さん参拝に訪れた観光客に親しまれています。

江戸時代の街並みを再現したレトロな風情が大人気

日本人の心のよりどころと位置づけられてきた伊勢神宮には、古くから多くの参拝客が訪れてきました。基本的には自由往来が禁じられていた江戸時代も、伊勢神宮参拝だけは別とされ、鳥居前町であるおはらい町を年間200万~400万人が訪れたとされています。

おはらい町という名前は、かつてこのエリアに参拝者のお世話をしたり、お祓いや神楽を提供したりする「御師」と呼ばれる人たちの館が軒を連ねていたことに由来します。そぞろ歩くと、そんな古(いにしえ)の風情を感じられるのが、おはらい町の大きな魅力です。

約800メートルあるメインストリートは石畳敷き。両脇に並ぶ建物は、ほとんどが江戸時代のものを模した瓦葺き、板壁の木造建築で、にぎわいの中を散策すれば、まるでタイムスリップしたかのような感覚を楽しむことができます。

伊勢うどんや真珠など地元の名産いろいろ

おはらい町には地元の名物・名産品を提供するお店がひしめいています。手こね寿司や伊勢うどんなど外食の他、組紐や真珠、伊勢茶、ういろうなどお土産におすすめの名産を販売するお店も数多く、伊勢得観光の楽しみがギュッと詰まったエリアと言えるかもしれません。

またおはらい町の中央には「おかげ横丁」と呼ばれる一角が設けられています。こちらも江戸時代から明治期にかけての伊勢路を代表する建物が移設・再現されており、紙芝居や太鼓の演奏などのパフォーマンスが演じられています。

伊勢神宮には「朔日詣(ついたちもうで)」と呼ばれる独特の詣で方があります。毎月の始まりである1日の早朝に神宮にお参りし、爽やかな気持ちで新たな月を迎えるというもの。

現代でも多くの人がこの「朔日詣」を習慣にしているため、おかげ横丁ではそういった参拝客をお迎えするため、毎月1日は各店舗が早朝から開店して、各店舗が特製のお餅やお粥を作っています。

また、夏にはかき氷の中に赤福持ちが入った「赤福氷」が大人気です。営業時間は午後五時ごろまでのお店が多いので早めに入るようにしてください。

最寄りは伊勢市駅・宇治山田駅 伊勢自動車道でも好アクセス

公共交通機関を利用するなら、最寄り駅は伊勢市駅もしくは宇治山田駅です。駅前から「内宮前行き」のバスに乗り「内宮前」で下車。約15分で到着します。

伊勢市駅にはJR東海の参宮線と近畿日本鉄道の山田線の2線が乗り入れていますので、いずれか利用しやすい路線を使うことができます。宇治山田駅は近畿日本鉄道山田線と鳥羽線が乗り入れています。

マイカーを利用する場合には伊勢自動車道の伊勢西ICが最寄りインターです。1,500台が駐車できる伊勢市営宇治駐車場があるので、こちらの利用がお勧めです。

(年末年始や連休などの混雑時には伊勢西インターは閉鎖しての次のサンアリーナICを臨時開放しています。サンアリーナの駐車場より巡回バスで内宮まで行く事になります。ご出発前に情報をご確認ください。)

まとめ

おはらい町は日本で最も格式の高い神社である伊勢神宮(内宮)の鳥居前町として、多くの参拝客に親しまれています。伊勢観光の際には伊勢神宮の参拝だけでなく、おはらい町での食事やショッピングを計画に取り入れておくと、旅行の楽しみが倍増します。